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無二無三

『新選組を探る』、『川崎尚之助と八重』、『慶応四年新撰組近藤勇始末』、『慶応四年新撰組隊士伝』著者、あさくらゆうの公式ブログです。主に取材、調査、日常のことを記しています。 *当該ブログで掲載した画像の無断転用は固くお断り申し上げます。なお、論争の道具にすることは固くお断り申し上げます。*拙ブログについての問い合わせはTOPページよりメールでお願い申し上げます

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神道無念流の初期系譜

さりげなく見た神道無念流の系譜について記述します。ご存知の通り、創始者は福井兵右衛門「元禄11(1698)~天明元(1781)」と言い、現在の栃木県の出身です。各種修業ののち、神道無念流を創始して、江戸四谷に道場を構えたそうです。ここに初代戸賀崎熊太郎が仕え、岡田十松が撃剣館を開くにあたり、幕末の大流派になっています。

私が見た一番古い免状の系譜がこうなっています。
福井兵右衛門
真中幸治郎
戸賀崎熊太郎

 ↓
寛政二庚戊年(暉芳)
 ↓
松村士風
同 清蔵
箕田三五郎(1)
福嶋佐仲
岡田重松


岡田重松殿

 見てご存知のとおり、岡田重松は初代岡田十松のことです。この免状では福井兵右衛門の高弟が並列記載されています。(1)は三田三五郎に改名し、白河藩阿部家の剣術師範を務めています。初代戸賀崎熊太郎は文化年間に死去し、二代目を岡田十松がサポートしたことにより、戸賀崎門下より岡田門下生が増えることとなります。

 次に横倉喜三次がいただいた免許を見てみましょう。

福井兵右衛門
 ↓
真中幸治郎
戸賀崎熊太郎

 ↓
松村士風
松村清蔵
箕田三五郎
福嶋左仲
岡田十松

 ↓
鈴木大学(2)
 ↓
三浦儀太郎
一宮琢磨

中村一心齋
神田力右衛門
飯高捻兵衛
桑原伴右衛門
齋藤徳右衛門
浅井亦一郎
藤田平太夫

 ↓
逸見多仲
松嶋嘉源次
矢内嘉造
久野三郎四郎
松村重利
鈴木五市
田嶋岩尾
岡政之輔
桑原早之介
梅田梅太郎

 ↓
慶応三丁卯粘六月(光大)

横倉喜三次


(2)は鈴木斧八かと思われます。このあたりから全国へ分布するようになります。横倉も明治期に揖斐で道場を開き、岡山県警へ指導しています。

ちなみに天保年間に分かれた初代岡田門人は下記の通りです。
秋山要助
鈴木斧八
江川太郎左衛門
岡田助右衛門
齋藤弥九郎
森重百合蔵
長井軍太郎
○窪蔵之丞
武藤七之助
宮本左市
杉山大輔
横田新五郎
守田一郎
三宅○治
山本弥平太
長井太郎
○は虫損
となります。江川太郎左衛門はかの有名な英龍ですね。のちに齋藤門下となるようです。

 ちなみに斎藤弥九郎の免状がココに掲示されています。文政13年(天保元年)現在とは若干の門人の変化があります。三宅○治は三宅仙右衛門と記載される等、若干の改名があります。横倉の免状はなぜ鈴木斧八の代が1名記載記載なのかに疑問が残りますが、2~3代の岡田十松に各種騒動があったからかも知れません。文献を見ておりませんが、鈴木無念流とも称されたそうですから、その関係なのかもしれません。ちなみに初代は文政3年に死去しています。墓所は現在は中野区に移転した宝泉寺にあります。

 とりあえず剣術関係にはお詳しい方も多々ありますので、今回は初期の基礎文献のみを中心に掲示いたしました。


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Comment[この記事へのコメント]

森重百合蔵 

森重百合蔵は長州藩士で、文政2年(1819)頃、斎藤弥九郎と共に「撃剣館の竜虎」と称せられる存在になっていた人です。
この森重家は元は(戦国時代は)芸州の人です。
関ヶ原後に毛利家と一緒に長州に移転しました。

お詫び 

ここにある江川太郎左衛門は有名な英龍ではなく、その子供の江川邦次郎の方だと思いますよ。
と書きましたが、英龍の方ですね。
ごめんなさい。
先のコメントは削除してくださいませ。

もりしげさま 

もりしげさま、コメントありがとうございます。
しかし、もししげさまが森重のことを書いてしまうと子孫と勘違いされますよ(笑)

あくまでも今回は基礎文献の提示にとどめたいと思っています。
  • あさくらゆう 
  • URL 
  • at 2010.02.13 09:41 
  • [編集]

森重百合蔵について 

森重様、あさくら様

私は森重百合蔵について調べたいと思っている者です。
もしよろしければ、森重百合蔵についての資料がある場所をお教え願えますでしょうか?

どうぞ宜しくお願い申し上げます。
  • ST 
  • URL 
  • at 2010.10.22 22:02 
  • [編集]

所在 

STさま、コメントありがとうございます。
さて、残念ながら私が提示したもの自体は埼玉県立文書館にあります。
もし森重百合蔵が長州藩士なら山口県立文書館に痕跡があるものと思われます。ただし、調査はしておりませんので、ご確認されることをお勧め申し上げます。
  • あさくらゆう 
  • URL 
  • at 2010.10.23 03:31 
  • [編集]

資料について 

あさくら様

ご返信いただき、大変ありがとうございます。
(お礼が遅くなって済みません)
山口県文書館ですか。私の住まいからは結構遠いですね・・・
まあ検討してみようと思います。
  • ST 
  • URL 
  • at 2010.10.25 06:38 
  • [編集]

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